一週間で巡るマドリード

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プラド美術館鑑賞、サンティアゴ・ベルナベウ見学、タパス…。マドリードで興味深い提案を楽しむ月曜から日曜までのルート。

月曜日

美術館通り(Paseo del Arteへ行くのに最適な日。ティッセン=ボルネミッサ国立美術館(Museo Nacional Thyssen-Bornemiszaソフィア王妃美術館(Museo Reina Sofíaプラド美術館(Museo del Pradoで無料入館時間が設定されています(時間をご確認ください)。文芸地区(Barrio de Las Letrasで軽食を取り、残りの時間でソル(Solグラン・ビア(Gran Víaのショッピングエリアへ。マドリードで最も知名度が高くにぎやかな目抜き通りだと思われるグラン・ビア。数多くの店が軒を連ねていますが、多数のブランドと製品を揃えたショッピングモールとして設計された大規模店舗WOW Conceptが際立っています。WOW Conceptはセラノ通り(Calle Serrano52番地に2号店があります。

マドリードにはあらゆる好みと予算に合わせた店舗が多数あります。サラマンカ(Salamanca)地区は世界的なラグジュアリーブランドショップの高級さで際立っていますが、ポピュラーなファッションブランドのフランチャイズ店や伝統的な店も数多く存在しています。高級ショッピングモールGalería Canalejasを訪れるのもいいでしょう。マドリード中心部の新たな贅沢の象徴とみなされ、世界一流ブランドのファッション、小物、化粧品、高級ジュエリー、時計を扱う40以上の店舗が揃っています。同店にはユニークなガストロノミー体験が楽しめるFood Hallもあり、様々な種類と国籍のバルとレストランが30店舗展開しています。 

そして文化の一日を最高の方法で締めくくるには、スペイン最大の高級アーバンスパ、Spa Hotel Four Seasonsでリラックス!

火曜日

シベレス宮殿(Palacio de Cibelesへ行って企画展を見学し、CentroCentroの展望台へ上がって、マドリード全景を楽しみましょう。レコレトス(Recoletos)通りを進んでマフレ財団(Fundación Mafpreで素晴らしい現代芸術作品を鑑賞するか、通りの反対側にある国立図書館を訪れてみましょう。カステジャーナ通り(Paseo de la Castellana)にあるサンティアゴ・ベルナベウ・スタジアム(Estadio Santiago Bernabéuまで行くこともできます。ちょっと休憩しますか?アスカ(Azca地区のレストランや「アフターワーク」スポットへ行ってみましょう。そこからそれほど遠くない場所には、モダンなクアトロ・トーレス(Cuatro Torresエリアや、ショッピングに不可欠で市内屈指の高級レストランも店を構えているサラマンカ地区があります。

アトレティコファンなら、シビタス・メトロポリタノ(Cívitas Metropolitanoへ行ってスタジアム下のフロアで食事やドリンクを楽しみましょう。近くには、自然と触れ合うのに最適なキンタ・デ・ロス・モリノス(Quinta de los Molinosキンタ・デ・トーレス・アリアス(Quinta de Torres Ariasもあります。

Cuatro Torres Business Area

水曜日

ハプスブルク家のマドリード(Madrid de los Austriasを巡って1日をスタートしましょう。オペラ広場(Plaza de Óperaから出発して 王立劇場(Teatro Realの周囲を歩き、オリエンテ広場(Plaza de Orienteを横切って、王宮(Palacio Realアルムデナ大聖堂(Catedral de La Almudenaの入口まで行ってください。素晴らしい王宮のコルニサ展望台(Mirador de la Cornisa del Palacio Realからは、 カンポ・デル・モロ(Campo del Moro)カサ・デ・カンポ(Casa de Campo)の庭園の美しい眺めが楽しめます。同エリアでは、アルメリア広場(Plaza de la Armería)からカンポ・デル・モロの庭園に向かって広がる高台の先端部にある、王室コレクションギャラリー(Galería de las Colecciones Realesを訪れることができます。 

ぜひ足を運びたいのが、カサ・デ・カンポの湖。周囲のバルやレストランで飲食しながら自然を満喫したり、水上スポーツや貸しボートを楽しんだりするのに最適な場所です。

正午には王宮の衛兵交代が見られます(公式行事や悪天候で中止される場合があります)。散歩を続けてデボー神殿(Templo de Debodがあるオエステ公園(Parque del Oesteまで行くか、スペイン広場(Plaza de Españaエリアを横切ってプリンセサ通り(Calle Princesaに出てショッピングをする、あるいはリリア宮殿(Palacio de Liriaを見学するのもいいでしょう。グラン・ビアとプリンセサ通りの間に位置する象徴的なスペインビル(Edificio España)には、ルーフトップテラスから市内の絶景が楽しめる高級ホテルRiu Plaza Españaがあります。その他、出発点に戻ってマヨール広場(Plaza Mayorへ行き、多数あるレストランで美食に舌鼓を打つという選択肢も考えられます。

Hotel Riu Plaza España

この地区に本店がある老舗にもぜひ足を運びたいものです。ケープの製造販売店Seseña(Calle de la Cruz, 23)や、手作りの扇子や傘を購入するなら必ず訪れたいCasa de Diego(Plaza Puerta del Sol, 12)などがあります。

通常、水曜日は劇場や映画館の「観客の日」で、最高50%の割引が適用されます。マドリードでは演劇スケジュールが充実しており、王立劇場(Teatro Realスペイン劇場(Teatro Españolカナル劇場(Teatros del Canalなど素晴らしい劇場で、あらゆるタイプの公演が行われています。

木曜日

市内で自然を楽しめるのは、マドリードの代表的な2つの緑地です。市内中心部のレティーロ公園(Parque de El Retiroと市内北西部のカサ・デ・カンポで、後者には公園有数の象徴的な場所であるモンターニャ・デ・ロス・ガトス(Montaña de los Gatos:猫山)があります。また、光の景観と呼ばれるプラド通り(Paseo del Prado)とレティーロ公園のエリアは、文化的景観カテゴリーで世界遺産に登録されています。 

家族旅行なら、カサ・デ・カンポに世界的に重要な動物園Zoo Aquariumがあります。もう一つの良い選択肢は、市内のユニークなスポットやミュージアムの見学です。例えば、ソフィア王妃美術館前にあるインタラクティブアートの独特なギャラリーIKONOでは、五感を刺激する没入型アクティビティが行われています。一方、ショッピングモールABC Serrano内のSweet Space Museumは、甘党を楽しませるインタラクティブなテイスティングアドベンチャーで、革新的な体験に満ちたユニークで楽しいスペースです。ラバピエス(Lavapiés)とプエルタ・デル・ソル(Puerta del Sol)の間にある錯覚ミュージアム(Museo de las Ilusionesは、目の錯覚の世界に入り込む社会的で愉快なスペースで、あらゆる年齢層が楽しめます。また、最近オープンしたミュージアムには、没入型体験で幸せに関するすべてがわかるハッピーミュージアム(Museo de la Felicidadや、最先端の視覚効果と技術設備を備えたライトミュージアム・マドリード(Museo de la Luz Madridなどがあります。

多くの人々にとって木曜日は週末のナイトライフの始まりを意味するため、マラサーニャ(Malasaña)、チュエカ(Chueca)、文芸地区、プリンセサなど、マドリードのナイトライフエリアは、賑やかな夜を楽しむのに十分な盛り上がりを見せているでしょう。市内にはグラン・ビアエリアを中心に、様々なカクテルバーがあります。美味しいカクテルを、アールデコの象徴的なカクテルバー、Museo Chicoteで味わいましょう。リニューアルした上品な雰囲気の中で最高のミックスを提供するため、常に革新し続けている店です。

Estanque del Parque de El Retiro / Monumento a Alfonso XII

金曜日

モンクロア(Moncloa)と大学都市(Ciudad Universitaria)エリアを訪れて1日をスタートしましょう。モンクロア·タワー(Faro de Moncloaアメリカ博物館(Museo de Américaもお見逃しなく。

マドリードでは多くの人々にとって、平日最後の日は友達や同僚と楽しむ金曜日のお決まりのアペリティフ、つまり飲みに行くことを意味します。そのため、午後3時過ぎから、主に市内中心部やオフィスエリアのタベルナ(居酒屋)やバルが賑わいを見せているのは、ごく普通の光景です。

市内中心部のチャンベリ地区(Distrito de Chamberí)には、人気のポンサノ(Ponzano)ガストロノミーストリートがあります。一日中いつも(アペリティフ、午後、夜) 人が絶えない通りで、おいしい料理が味わえます。また、タベルナとレストランの集中エリアであるイビサ通り(Calle Ibiza)と周辺地域で食べ歩きするのもいいでしょう。市内には夜遅い時間の夕食向けの店舗やレストランもあり、夜遊びする人々の食欲を満たしています。

土曜日

マドリードの鉄道博物館(Museo del Ferrocarril(Paseo de las Delicias 61)では月に1回週末にモトーレス・マーケット(Mercado de Motoresが開かれています。手工芸品と中古品、商店と料理を組み合わせたヨーロッパ式のみの市です。比較的近くには、カルチャーセンターカサ・エンセンディダ(Casa Encendidaがあります。このマルチスペースでは、造形芸術の展覧会、映画の連続上映会、コンサート、ダンスショー、パフォーマンスが毎日開催されています。

昼過ぎから夜には、ミュージカル演劇オリジナルバージョンの映画コンサートタブラオ・フラメンコなど、街で開催されているショーが楽しめます。タブラオではフラメンコの殿堂とされるCorral de la Moreríaや、オリジナル特製料理と最高のフラメンコが結び付いた市内屈指の知名度を誇るTorres Bermejasが際立っています。

そして、マドリードでユニークな体験をご希望のグルメの方は、ミシュランの星付きレストランへお出かけください。シェフのダビー・ムニョス率いるミシュラン3つ星レストランDiverXO、著名シェフのキケ·ダコスタの2つ星レストランDeessa、マラガ出身のダニ・ガルシアが手がける2つ星レストランSmoked Roomがあります。

アラメダ・デ・オスナ(Alameda de Osuna)にあるエル・カプリチョ公園(Parque de El Caprichoへもぜひ足を運びたいものです。芸術・自然遺産を構成する緑地の一つで、毎週土曜・日曜と祝日のみ開園します。 

日曜日

日曜日と祝日はラストロ(のみの市)の日。リベラ・デ・クルティドーレス通り(Calle de ribera de Curtidores)と周辺の通りに広がるストリートマーケットに夢中になって、一日のスタートを切りましょう。ラストロに出かけたら、La Latina(ラ・ラティーナ)で軽食を取らずにその場を後にするわけにはいきません。正午から夜まで独特の雰囲気がある地域です。

もう一つの良い選択肢は、市内各地で開催され、商店主、生産者、客が集まる数々のストリートマーケットへ出かけることです。特に有名なのは、毎週日曜日にアルコ・デ・クチジェロス(Arco de Cuchilleros)近くのコンデ・デ・バラハス広場(Plaza del Conde de Barajas)で行われる画家マーケット(Mercadillo de Pintoresです。

もう一つの選択肢はマドリード・リオ(Madrid Río。マンサナレス川の岸辺を巡り、マタデロ・マドリード(Matadero Madridと、同施設内にあり、子供・大人向けの現代文化に関する提案を常に行っているカサ・デル・レクトール(Casa del Lector)へ行ってみましょう。いずれの場合も、その足で近くのラバピエス地区を訪れたいものです。文化と伝統のるつぼであるこの地区は、ここ数十年でマドリード屈指の多文化地域になりました。

市内南部で特に人気の高い緑地は、プエンテ・デ・バジェカス(Puente de Vallecas)地区にあるティオ・ピオ丘公園(Parque Cerro del Tío Píoです。七つの丘からマドリードの絶景が楽しめ、スポーツ設備、自転車用レーン、キオスク、展望台があります。

カラバンチェル(Carabanchel地区では、建築家フェリペ・マリオ・ロペス・ブランコの設計で、1913年から1916年にかけて建設された驚くべきアールデコ地区、ラ・プレンサ団地(La Colonia de la Prensaを訪れることができます。この地区には見逃せない建築の至宝が複数あります。ビスタ・アレグレ地区(Barrio de Vista Alegre中心部では、庭園が重要文化財に指定されている記念建造物・景観群のフィンカ・デ・ビスタ・アレグレ(Finca de Vista Alegreが際立っています。そしてパラシオ・ビスタレグレ・アリーナ(Palacio Vistalegre Arenaは、定期的に音楽やスポーツのイベントが開催されている巨大な多目的施設です。同施設の南階段に闘牛二頭の彫像がありますが、これらの作品は、1908年に開場し「ラ・チャタ」の名で知られた人気のビスタ・アレグレ闘牛場の、かつての闘牛精神に唯一結びついているものです。

アルガンスエラ(Arganzuela)のプラネタリウムの近くでは、最高の品質の食材を集めたサステナブルな青空市、生産者マーケット(Mercado de Productores(毎月第1・3日曜)が開かれています。

マドリードの「チャイナタウン」として知られるウセラ地区(barrio de Useraを歩いてみるのもいいでしょう。この地区にはスペイン最大の中国人コミュニティがあり、中国人の商店が多数軒を連ね、ウセラ中国人高齢者センター(Centro de Mayores Chinos de Useraでは会員が集まって卓球や伝統的な音楽の練習を楽しんでいます。


マドリードに1週間滞在すれば様々なことができるだけでなく、またすぐにこの街を訪れたくなります。マドリードでは皆さんのお越しを心からお待ちしています!


 

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  • このガイドは、マドリードの食堂、カフェ、レストランやマーケットを気楽に楽しむことを目的としています。

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